Xperia pro MK16a の Bootloader を s1tool使って 非公式アンロック

公式なアンロック方法は、Xperia mini proで実践済みですが、公式な方法でアンロックすると、いったんデータが初期化されたり、SEUSでアップデートできなくなったり、DRMが消えたりと、ちと面倒なところがあります。非公式な方法だと、この辺がクリアされて、あたかもアンロックされてないように見えるんですが、カスタムboot.imgでブートできたり、ftfファイルで初期化できたりするそうです。また、非公式な方法には、Xperia ray(SO-03C)で使ったOmniusや SETool などの有料ツールと、無料ツールがあります。無料ツールでは、SIMロックの解除まではできないのですが、今回は元々SIMロックのかかってない Xperia pro MK16aなので、無料ツールで Bootloaderをアンロックしてみました。ただし、非公式な方法は、将来的に対策されるかもしれません。どんな対策が施されるか分からないというリスクもあることを忘れずに。

まずは下準備として、Xperia pro MK16a のテストポイントを隠しているシールを剥がします。


そして、s1toolをダウンロードして解凍しておきます。(オリジナルのリンク先が無くなっているみたいなので、スレを辿って#142からダウンロードしました)

MK16aのバッテリを抜いて、テストポイントとGND(SIMスロットカバーなど)をクリップや銅線などでショートした状態でPCとUSB接続します。※テストポイントの位置を間違えていたので画像を訂正しました。また、GNDは、適当な金属部分で大丈夫だそうです



デバイスマネージャに Unkown Deviceが現れたら、s1toolに付属のドライバをインストールして「Flash Device」として認識させ、いったんUSBケーブルを抜きます。



s1toolを起動して、右側の「Patch SEMCBoot」ボタンをクリックすると、下に「Testpoint READY」ボタンが表示されるので、これをクリックします。



ここで、再び、テストポイントとGNDをショートさせた MK16a(バッテリは抜いた状態)を PCとUSB接続。

すると、s1toolのプロセスに「REMOVE TESTPOINT NOW,THEN PRESS “READY”」と表示されるので、テストポイントとGND(バッテリの電極)を結ぶ銅線を外し、「Testpoint READY」ボタンをクリック。



s1toolのプロセスに「FINISHED」と表示されたら、USBケーブルを抜き、バッテリを装着して、MK16aを起動します。

MK16aが起動したら、電話 > *#*#7378423#*#* > Service Info > Configurationを開き「Bootloader unlock allowed: Yes」のままなのを確認。公式の方法でアンロックすると、ここが「Bootloader unlocked: Yes」となってしまい、SEUSでアップデートできなくなったり。

再び、MK16aの電源をOFF > MENUボタンを押しながら PCとUSB接続すると、LEDが青く光り、fastbootモードへ。

オリジナルimgで起動できることは確認したので、具体的なカスタムなんかは、またあとで。

Unlocking 2011 XPERIAs’ Bootloader without losing DRM – xda-developers


2012.02.24 Xperia pro


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One Response to “Xperia pro MK16a の Bootloader を s1tool使って 非公式アンロック”

  1. 匿名 |

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