SIMロック解除の問題

昨年10月26日にDMCA法の見直しで改定された項目の’キャリアの許可無しにSIMロックを解除してはいけない’というのに対して90日間の執行猶予が設けられていましたが、先日の1月26日よりアメリカで適用されました。

これに対してネット上や街頭でなんと114,000人以上もの人々が署名を書き、FCC, ホワイトハウスが’SIMアンロックを合法化する時がきた’といった非常に明確な件名で声明を発表しました。

実際には法律を改定するなどどいった具体的な変更点はありませんが、これにより合法化の動きが進む可能性があります。
現在では、あなたがSIMをアンロックしたい場合は契約している通信キャリアの許可が必要になります。

つまり、それ自体が悪いことではありません。

現在使っているアカウントが何の問題もなく、また2年縛りなどの料金を完済していると、キャリア側は解除コードを渡す必要があります。

しかし、この法律が適用されるのは1月26以降に購入した端末に対してであり、それ以前(1月25日以前)の端末に対しては適用されませんし、今のところ日本にもそういった法律はありませんのでセーフです。ですが、今後の展開次第では日本にも影響が出てくる可能性は十分あります。

そもそもSIMロックを解除するメリットとは何でしょうか。

・特定のキャリアに縛られず、ユーザーが自由にキャリアを選択できる。

・海外に行った際に現地で売られているプリペイドのSIMを使用すれば、現地の料金でメールや電話(国際電話は結局高いかな?)が出来るのでローミングを利用するより遥かに安い。

他にも色々ありますが、こんなところでしょうか。softbankで海外パケットし放題が国際サービスでありますが、大体どの機種も2000円/日なので、長く滞在する人は2週間毎日使用しても28,000円ですので安いのでしょうか。ですが、Wifiを常に持ち歩く人にとってはSIMフリー版は重宝するのかもしれません。

反対に端末やキャリアによってはデータ通信速度が落ちたり、SIMフリー端末が増えると通信キャリアの料金体系も値上がりする可能性もあるので、一概にSIMフリーが一番良い!とは言えませんよね。

White House, FCC chair agree SIM unlocking should be legal


2013.03.6 ★海外通信, その他


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