Qiの急速充電(FAST CHARGE)

 Qi FAST CHARGE
Qiの団体であるWPCのデータベースにはまだミディアムパワーの送受信をする製品は登録されていませんし、実際この商品自体はローパワーのカテゴリーに入ってます。15Wだとか3Dだとかキッチン用の2000Wだとか色々話題にはなりますが、現時点では、このチャージャーとNote5やEdge+が一番強力なQiなのかも。
実際に計ってみました。
 
 
置くにある従来タイプより少しだけ大きくなり、放熱用だと思われる穴がいっぱい開いていて、ハイパワーって雰囲気が出てますよね。Note 5の純正ACアダプターを使うことで最大9V 1.67Aが変換されてワイヤレスでNote 5に伝わる訳です。
 Qi FAST CHARGE
 
 
今回は同じサムスンの普通トランスミッターとFAST CHARGEの2台、何度もパワーボタンを押し起動しなくなったNote 5を使います。Battery Logというアプリでログを取りたかったため、トランスミッターに乗せ、30分のタイマーをセット。充電を開始してから電源を何度も押してOSを起動しています。そのため、完全に電源がオフの状態よりは充電効率はかなり悪くなっています。完全オフで充電することなんて、普通はないですしね。

結果はこちら。空港での乗り継ぎのわずかな時間や、朝起きたら充電できてなかった! みたいな状況を想定しています。
 Qi FAST CHARGE
 
 
どうでしょうか。ノーマルのQiだと、14%まで回復していますが、FAST CHARGEだと27%まで回復しています。2倍も差があるのはちょっとショック、今までのQiは何だったのでしょうかね。
残念ながら、このFAST CHARGEのトランスミッターに「完全」対応しているのは、今のところNote 5とEdge+のみ。S6や他社製品だと「急速」ではなく普通のスピードでの充電となります。今後は、対応製品が増えてくると良いですよね。
 


2015.09.16 Galaxy Note 5


RSS 2.0フィードでこのエントリーの更新情報を取得することができます。
コメントもPingも停止しています。 

One Response to “Qiの急速充電(FAST CHARGE)”

  1. pocketgames PDA秘宝館 » Blog Archive » 高速なWIRELESS CHARGERを分解してみました |

    […] なんであんな穴が空いてるのか不思議だったのですが、分解してようやくわかりました。 […]