さすがですよね、iPhoneは

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友達の息子さんのiPhoneのディスプレーが割れたっていうので、パーツ屋さんの価格をチェックしてましたら、海外のパーツ販売店のブログに面白いのを発見。iPhoneのディスプレーパネルについて、オリジナル(各社ありますよね)と、コピー品の比較をしていましたので紹介します。
偽者と一言で済ますこともできますが、例えば自動車用パーツでも中古品やサードパーティーのパーツが一般的に流通していますし、保証は切れても自分で安く修理したい方もいる訳です。実際にコピーのディスプレーパネルを製造しているメーカーが3社(以上)もあることから、すでに相当量が世界中で出回っているのは間違いないです。

 
 
4種とも構造に違いがあるようです。OEM品はタッチセンサーとLCDが一体化され、ガラスとは分離しています。LTはガラスとセンサーが一体化していてLCDが独立しているOGS方式。ディスプレー表面に点があるようなディスプレーはこの形式。明るく作れるJDFはガラス+ガラスという構造。TMはガラス+フィルムという構造らしいです。両方とも割れた時に修理しやすいようですが、ガラス+ガラスは明るい代わりに厚みがあり、ガラス+フィルムは薄くできるが透過率と言う点で少し劣るようです。割れても使えるとか、割れたら使えないとかメリットデメリットがあるようですね。このあたりの構造の違いは見た目では分かりにくいと思いますが、タッチセンサーのサイズの差だったり、樹脂パーツの仕上げ具合、発色の違いである程度は区別できるようです。

膨大な量が流通しているiPhoneだからできることです。エコシステムとか垂直統合って、傘下以外を抹殺する悪徳商法だと思っていましたが、これもエコシステムと呼ぶのでしょうかね?

*Update* The Root of Differences among Copy iPhone LCDs: Structure
 


2015.12.14 共通


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