Androidデバイスのインテント機能拡張アプリ ClipIntent で、Chrome から 標準ブラウザへ 簡単 URL転送表示

Androidを使っている人なら、よくお世話になっている機能として、インテント(共有ボタンをタッチして他のアプリにデータを引き渡す)機能があります。各アプリのメニューから「共有」を選んで、ファイルやデータを Gmailや Dropboxに送るという、あの機能です。

今回、ご紹介する「ClipIntent」は、このインテント機能を大幅に拡張してくれるアプリです。無料版の「ClipIntent Free」と有料版の「ClipIntent」があります。有料版では、広告が非表示になり、拡張される機能が増えて、機能の表示・非表示をそれぞれ設定可能となります。細かいところでは、有料版の方が設定メニューが分かりやすくなってますね。

ClipIntent Free(Android マーケット)

ClipIntent(Android マーケット)



具体的に、ClipIntentを使うことで、便利になった使い方をひとつご紹介します。

先日、ベータ版が公開されたAndroid版 Chromeブラウザは、Flashに非対応のため、Flash Playerをインストールしていても、こんな感じで、一部表示されないサイトがあったりします。



こんな時、Chromeで開いてるページを他の Flash対応ブラウザで見ればいいのですが、デフォルトのインテント機能では、直接他のブラウザにURLを渡して見ることができません。そこで「ClipIntent」をインストールしておくと、「共有」メニューに「ClipIntent」が追加されているので、これを選択します。



「ClipIntent」を選択すると、さらにメニューが表示されるので「URLを開く」を選択します。



すると、URLを開くアプリを聞いてくるので、Flash対応のブラウザを選択します。



これで、Chromeで表示できていなかった箇所がきちんと表示することができました。



普段は、サクサク動作の Chromeを常用したいけど、特定のページは別のブラウザで見たいといったことも、「ClipIntent」があれば簡単にできるようになります。 また、「ClipIntent」自体には、下記のとおり、たくさんの機能があるので、実際に使ってみると、思わぬ発見があったりするかもしれません。

機能:
– ファイルパスの取得
– アプリ名/Webタイトルの取得
– テキストの追加コピー
– HTMLソース ビューワー
– ソースコード ビューワー
– テキスト ビューワー
– バイナリ ビューワー
– Base64 エンコーダー/デコーダー
– アプリ情報の取得
– Youtubeの動画情報の取得

対応形式:
– テキスト
– APKファイル
– HTMLファイル
– ソースコード ファイル
– その他のファイル
– URL
– Android マーケット
– Youtube

インターネットを必要とする機能:
– マーケットからのアプリ情報の取得
– Webからのソースとタイトルの取得
– Youtubeからの動画情報の取得

Tips:
– メニューキーを長押しすることで、クリップボードのテキストメニューに切り替わります。
– コードビューワー上でロングタップすることで、テキスト選択モードになります。
– 一部のキャンセルできないプログレスダイアログ表示時、バックキーを長押しすることで強制終了します。

ClipIntent Free – Android マーケットのアプリ
ClipIntent – Android マーケットのアプリ


2012.03.6 Android全般


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