電波見える化アプリ opensignalmaps

観光に行ったら必ず登ってしまうという「タワー」ですが、私は世界ランキング5位の東方明珠電視塔には行ったことがあります。世界一のスカイツリーにも一度は行ってみたいと思っていますが、わざわざ混雑しているところに行くのはちょっとね。

タワーはタワーでも、携帯電話の基地局であるセルタワーの位置が分かるというopensignalmapsが楽しそうなので、インストールしてみました。ただ、これは機種によってか、またはキャリアによって色々制限があるようで、セルタワーの方向が正常に表示されたのは、普段使っている機種の中ではHTC Jのみでした。

子供と魚釣りに行くつもりが、「塾の宿題があるので無理!」と断られたので腹いせに家出してアンテナ探しに出掛けてみましたw

まずは、適当に止まったPAでopenmobilemapsを起動してみます。ちょっとタイムラグがありますが、マップを開いていると繋がっている基地局と赤い線で結ばれます。

ハンドオーバーの様子もよくわかりますよ。

こちらは、コンパスと連動して基地局の方向が表示されます。
「i」をタップすれば、詳細が表示されます。

スピードテストもできるし、とシグナル強度のグラフも表示されます。

セルとWiFiに関するさまざまな情報がどんどん記録されていきます。
その情報を提供することでどんどん情報精度が上がっていくのでしょう。もちろんアップロードを止めるのも自由です。

また移動してみました。

掴んだ基地局をなかなか離しませんね。
直線距離で4キロぐらいありますが、田舎じゃそういう設定なのでしょうか?

あれはKDDIだな、とか、あればドコモだろうか? とかアンテナを見つけるたびにぶつぶつ言いながら運転してました(笑)

次のPAに到着。今度はWiFiを計測。。。。計測。。。

駄目です。HTC JではWiFi基地局が表示されません。で、今後はGalaxy Nexus(SMB)で起動してみると、無事表示されました。

ま、ホントはローソンからWiFiの電波が出ているはずですが、大きくずれてますね。

今度は高速道路を降りて、本格的にタワー探しへ!

ちょうど進行方向にアンテナが!

近くに行ってみましたが、もとあった場所のアンテナアイコンは消え、また別の場所へ繋がっています。追いかけっこかw

あ、でも進行方向にアンテナみっけ!

でも看板にはドコモの表示のみでした。

あ、でも、またまたすぐ近くにアンテナ表示が! 何かの罠に掛かってしまっているのかも。
川が邪魔です。

思いっきり遠回りして、アイコンの場所に来てみたら、また別の場所に接続されてます。
で、アイコンが表示されていたあたりはこんな感じでタワーの欠片もありません… まったく面白くない追いかけっこです。

追いかけっこは続きます。
今度はここへ行ってみます。で到着して写真撮影。もちろんタワーなんぞはございません。しかし。。。

すぐ近くに見つけましたぜ! 2本も立ってます。左の高いほうはドコモの中継用、低いほうがKDDIらしい

てな感じで、延々12時間、アンテナ探しに没頭してしまい、晩御飯の時間にも遅れて叱られてしまった日曜日でした。子供かよ!

opensignalmaps
塔MAP ←すごいサイトだ!
opensignalmapsのPC版サイト

端末は指向性アンテナがありませんので、アプリが判断するのは電波強度と基地局のID、GPSのデータのみから基地局がどこにあるのか統計的に推測しているのでしょう。このポイントは電波強い=基地局に近い 的な計算方法しかありませんよね。つまり、データが少ない場合は表示すらされませんし、されていても誤差が大きいでしょう。また障害物が有る場合も計算が変わってきますし、デスグリップでも影響出そうです。

また、フォムトセルの情報も拾っているようで、どう考えてもタワーが無い民家にアイコンが表示されていまうことが何度もありました。実際にはまったく別の基地局に繋がっているのでしょう。
フォトムセルに繋いでいる場合は設定画面から「I’m connected to a fomtocell」をぽちっとしておくと良いかもしれません。

暫らくデータ提供を続けてみます。


2012.06.18 HTC J ISW13HT


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