GPS比較 ~Fixスピード編~

あけましておめでとうございます!
今年も素晴らしいデバイスとの出会いがありますように。

さて、HTC JからOptimus G(au LGL21)にデバイスを切り替えて一週間ほど経ちますが、GPSが不安定かも?という印象を持ってしまいました。見た目は同じドコモのL-01Eには不安定な印象はないのですよね。

ご存知の通り、GPS単体ですと、天文学的な(近いとは言え、衛星ですものね)数値を計算する必要があり、これに時間が必要です。その計算を早くするためにネットワーク経由でカンニングと言いますか、計算範囲をぐぐっと小さくしてあげているのが、AGPSという機能ですよね。このアシストのおかげで、数秒で場所を特定できるのですが、今回はこのアシストをすべて無し、つまり機内モードで一体どんな結果が出るのか検証してみました。

参加デバイスは、HTC J butterfly、Optimus G兄弟、Galaxy SIIIα、HTC Jの5台です。

このアシストですが、WiFiのSSIDであったり、3/4Gの基地局IDを元にして場所を特定し計算エリアを狭めたり、補正を行ったりしています。将来的には風景アシスト機能も出てきそうです。何気なく撮ったスナップに写っている背景の建物の一部とStreetViewのデータが照合されて、場所が特定されるという恐ろしいこともできちゃうかも。

不安定かも?と書いたのは、foursquareで自分の場所が前回のままだったり、Google Mapsでやたら精度が悪く、移動してもなかなか更新されなかったりという現象が起こったためです。

まずは、GPSが使えるまでの時間(time to first fix)を比較してみました。先ほど書いたように、GPSのみの勝負です。今回はGPS Status – Test & Fix というアプリを使用させていただきました。2回づつ、それぞれReset GPSをポチっと押してから計測です。

   HTC J butterfly 335秒 91秒
   LGL21 600秒 231秒
   L-01E 451秒 445秒
   Galaxy SIIIα 139秒 103秒
   HTC J 83秒 48秒

左はHTC J butterfly、右はLGL21

左はL-01E、右はGalaxy SIII α

HTC J

2回測定して、やはりLGの2台が遅いのが分かりますね。うむむ… LGの2台は機内モードじゃfixできない仕様なのかと、途中でキャンセル。居残りをさせて再計測したところ、ちゃんとFixしてくれました。

ちなみに、データ通信をONにしてみると、さくっと使えますね。

   au LGL21 13秒 7秒
   docomo L-01E 8秒 52秒 11秒

(左はLGL21、右がL-01E)

今回はtime to first fix(TTFF)のみの計測なので、精度はわかりません。
(キャプチャーを見ると、Satellitesに「12/21」などの数値が表示されています。左が実際に使っている衛星の数、右は補足できている衛星の数です。使っている衛星が多いほど数値は精度が上がりますが、これはTTFF以降も放置しておけばどんどん数値が上がって行きますので無視してください)

精度については、実際にGPSロガー系アプリで計測しながら近所をうろうろしてみたいと思います。


2013.01.4 HTC J butterfly HTL21, HTC J ISW13HT, Optimus G L-01E, Optimus G LGL21


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