Qualcomm Toqレビュー

 
展示会などでQualcommブースに行くと必ずあるのがこのmirasolと呼ばれる新技術を使ったディスプレーです。角度によって色が変わる「蝶の羽」の原理を使ったものだそうで、もちろん省電力!
詳しくは文末のリンクを見ていただくとして、そのmirasolを使ったスマートウォッチであるToqをレビューします。個人的には左手首のPebbleの座を脅かすほどのものでは無いのですが、色々面白い製品です。

断っておきますが、日本語は通りませんし、でかいです。ベルトにセンサーが内蔵されているようで、ベルト交換は無理。恐ろしいことにSDKもまだ公開されていないので、サードパーティーのアプリはゼロ! 半分テストみたいなものなのでしょうかね。もちろん、Qualcomm製のAndoroid用アプリが基本的なことはやってくれるので、特に不満もなく使えます(が、すぐ飽きます)。

サイズはSW2ぐらいの感覚。ちょっと横幅が広いのですが、裏側がきれいにラウンドしていることと、ベルト自体が太いので、特に気になりません。SW2のように「ディスプレーを付けてます」という印象は無く、より腕時計に近く違和感が少ないでしょう。もちろん、普通に腕時計やPebbleを使っている方には、かなり大きく感じるでしょうけど。

なんと無線充電に対応しています。
これは嬉しいのですが、Qiでもなんでもない独自の「WiPower LE」という規格のため、この専用のクレードルでないと充電できないという非常に残念な仕様。Toqの販売価格は350ドルですが、半分ぐらいはこのクレードルの価格じゃね? と思ってしまいます。だって、このクレードルは(これまた)専用のヘッドセットも置くだけ充電できるのです。そのヘッドセットはまだ販売されていないんですけどね(笑)
ボタンを押すと、アンテナがすっと立ち上がって充電を開始してくれるという、ギミックがとてつもなく無駄に感じ、涙を誘います。

反射型なので、暗いところでは真っ暗です。そのためバックライトがあるのですが、本体ではなく、ベルトをダブルタップするんです。同様にホームもベルトをタップします(詳しくは動画を見てください)。つまりベルト交換不可ってことですね。
明るいところでは非常にくっきりきれいに見えますが、視野角がいまいち。斜めからだと、発色が極端に落ち、ブルーが薄い赤に見えたりします。

明るいところだと非常にきれいです。

電池の持ちは、正確には測っていませんが、4−6日という感覚です。
使い始めてまる4日で、まだ28%も残っていますから、まあまあ優秀じゃないでしょうか。母艦はButterflyにPebbleとToqの2台をぶら下げた状態。それぞれメール、SMS、株価、天気予報とLINEなどアプリが出す通知のほとんどを表示させていますが、Pebbleは毎回暗いバックライトが点灯し、バイブが鳴動します。大してToqはバイブのみという点の違いが影響しているのかも。
バックライトが点灯するのは便利ではあるのですが、ちょっと恥ずかしくないですか?

さくっと動画を撮ってみましたので、ご覧下さいね。
 
 

ボタンが一切ないので、上のベルトがバックライト、下がホーム、あとはディスプレーを上下左右にスワイプして操作します。時計が表示されているときは、ディスプレーの下のみが反応し、Clock Stylesが変更できます。ロックのようなものでしょう。

モバイル業界期待の新ディスプレイ「mirasol」
Qualcomm Toq
 


2014.01.15 Android全般, Pebble, Smart Watch


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