スマートフォンのリアカメラはデュアルレンズが主流になる?

 honor 6 Plus
スマートフォンでリアのレンズを2個搭載したのはなんちゃって3Dカメラを除くと、HTC Oneが最初だったと思います。楽しく加工できて面白いので、SNS程度ならオッケーですよね。

あいにくの曇り空でしたが、iPhone 6 Plusと、Note 5の選択フォーカスという背景をぼかすことができるモード、honor 6 PlusとHTC J butterfly HTV31のデュアルレンズの4台で近所の公園の落ち葉と撮影しボケ味対決をしてみました。
確かに、honor 6 Plusで撮った画像をSNSに上げると「一眼買ったんですか?」と言われたりしますし、F0.95(相当)はなかなか楽しいのです。でもね。。。

 
  
レンズが2個あることで、距離も測定でき、距離情報を元に背景をぼかしたり、あとでピントを合わせたり、また人物を簡単に切り取ったりできますが、同じ合成写真であるHDRより複雑な計算が必要になるのでしょうかね。さらに、honor 6 Plusの場合は2枚を合成して画質を向上させるらしいです。デュアルカメラはiPhone 7sにも搭載されるんじゃないかと書いてるメディアもあったりしますが、どうなんでしょ?
一般的に、薄いデバイスほどレンズとセンサーを小さくする必要があり画質が悪くなります。たとえ大きなセンサーを搭載しても、狭い(薄い)空間ではレンズで歪が補正しきれず、ソフトウェア的に過激に補正し画質を犠牲にしてるそう。そこで、カメラを2個搭載することで薄いボディーのままで画質を犠牲にすることなく大きなレンズ&大きなセンサーの性能に近づけようとしている訳です。そんなに無理やり薄くしなけりゃいいと思うのですが、「高画素数=高画質」と同じレベルで、「薄い=高性能(かっこいい)」っていう風潮なのでしょう。
 
 
これが採用されているのがどうかは不明ですが、例えば、東芝のこちらの資料に詳しくデュアルレンズについて書いてますね。
業界初 2つのカメラで被写体までの距離情報を出力するカメラモジュールの発売について
 
 
それでは、画像を比較してみてください。SNSレベルではオッケーですが、拡大するとボケている箇所との境界線が不自然な部分がありますよね。
比較のためiPhone 6 Plusの画像も置いときます。また、Note 5の画像は距離情報もそのまま残っているのか、サイズが大きかったので通常のjpg画像に戻してあります。(画像クリックで拡大します)


 


2015.11.25 Galaxy Note 5, honor6 Plus, HTC J butterfly HTV31, iPhone 6 Plus


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