HTC EVO 3D(UK版) がやってキタ!

EVO 3Dと言えば、デュアルカメラでの 3D撮影と撮影した画像や動画を裸眼で 3D視聴可能なスクリーンが売り文句というイメージがあります。それだけなら、すでに同機能をもつデバイスが他にもありますが、実際に触ってみて、写真撮影やその他の部分も含め、全体のクオリティが非常に高いデバイスだと感じました。その一端が、見た目や押しやすさにこだわりが感じられるカメラボタン周りに見てとれます。画素数は、500万画素と控えめですが、まともな写真が撮れますし、なによりスマートフォンとしては、カメラの操作性がすごくスムーズです。

各写真をクリックすると大きな画像が表示されます

そんな EVO 3D(UK版)について、いつもの写真レビューです。


すでにアメリカでは、Sprint版が販売開始されていますが、今回入手したのは 3G対応のUK版です。こちらが、UK版のパッケージ。付属品は、いつものごとく、ACアダプタ、USBケーブル、イヤホン、説明書類で、写真は省略。



正面には、4.3インチ qHD(960×540)のスクリーン。解像度が高いため、隅々までくっきりとした見た目で、色目もナチュラルです。あと、画面のタッチ感度が非常に良く感じます。指での操作にストレスを感じません。



正面上部にセンサー、受話口、着信LED、インカメラ。正面下部には、タッチセンサーの、HOME、MENU、BACK、SEARCHボタン。



背面には、デュアルカメラ、デュアルLEDライト、そしてカメラの脇でわかりにくいですがスピーカー孔が開いてます。このカメラ周りのゴールドの縁が、Sprint版では赤い縁になってます。



上部には、3.5mmオーディオジャック、電源ボタン。底面には、カバーを開けるための取っ掛かりを兼ねたストラップホールと、マイク穴。



正面向かって右側に音量上下ボタン、2D-3D切り替えスイッチ、カメラボタン。正面向かって左側には、microUSB端子のみ。



バッテリカバーは、パキパキ開けていくタイプ。最初は、カメラ周りが固めでおっかなびっくり開けてましたが、こなれてくると普通に開きます。microSDカードスロットとSIMカードスロットは、重なり合うように配置されてます。



こちらが、初期状態のバージョン情報。



EVO 3Dの microUSB端子は、Sensationなどと同様に MHL機能を兼用しており、microUSB – HDMI 変換アダプタを使えば、TVなどに HDMI出力も可能です。



機能的にほぼ同等の EVO 3D(左)と Sensation(右)。寸法上は、ほぼ同じサイズの2台ですが、背面がラウンドしている分、Sensationの方がコンパクトに感じる。



重さは、 EVO 3D(169g)と Sensation(149g)では、20gの差があり、EVO 3Dの方がずっしりと感じる。と言っても、EVO 3Dの仕上がりなど全体的な高級感と、その重量感がマッチしているので、これはこれで有りだと思う。



バッテリは、EVO 3D(1730mAh、厚み5.6mm)と Sensation(1520mAh、厚み5.3mm)では、少しEVO 3Dの方が容量が大きく、厚みが0.3mm異なる。実は、正面から見たバッテリの寸法が同じで、ツメの位置も同じなので、EVO 3Dのバッテリを Snesationに入れて使うことはできる。ただし、薄い方のSensationのバッテリは、そのままではEVO 3Dに装着することはできない(ツメを少し削れば入るような気もするが、わざわざ容量の少ないものに変える必要なないですね)。 また、 MOMAXの 1700mAh X-Levelバッテリ HTC Sensation / EVO 3Dは、EVO 3Dのバッテリとほぼ同じ大きさ。どちらのデバイスでも使用可能です。



最後に EVO 3Dで実際に撮った写真を掲載しておきます。※各写真のリンク先は、EVO 3Dで撮影した写真(2560×1920、ファイルサイズ800KB~900KB程度)をそのままアップロードしています。

色味など、かなり肉眼で見た感じに近い状態で撮れてます。何かと デュアルカメラと立体写真がフォーカスされる EVO 3Dですが、実は普通に撮った写真がかなり良いです。なおかつ、カメラボタンが大きくて、半押しでのオートフォーカス保持がすごくやりやすい。ボタン半押しでピントを合わせてから視点をずらし、構図を整えてからフルに押しこんで撮影、という流れがスムーズです。画面タッチで撮影する機種や、小さなカメラボタンのデバイスでは、ここまでスムーズにはいかないです。2ヶ月ほど前に参加したHTCの プレスイベントでは、3D写真にばかり気をとられていましたが、じっくり触ってみると、じわじわと素性の良さが感じとれるデバイスです。

そういえば、先日購入した Xperia ray(SO-03C)とは対照的な重量感あふれる EVO 3Dですが、この2台はお互いに無いものを補い合えるような良い感じのペアになりそうな予感がしています。



HTC EVO 3D (X515m) UK版 SIMフリーモデル



2011.08.30 EVO 3D, Sensation


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